グッバイこいしエターナルフォーエヴァーリモート送別会

 2020年9月5日、地元を離れ名古屋へと巣立つこいしさんを送る会が開催されました。というわけでそのレポを書いていこうかと思います。

 

 計画がスタートしたのは8月8日のこと。こいしさんの引っ越しが決まり、「送別会を行いたいけど大勢が一か所に集まるのははばかられる、ならばどうしようか」というプチ会議がはっくべちょも間で執り行われました。

 

 盛大に行いたい、でも集まりづらい、けど少人数は寂しい。そんなジレンマの中、どういった形で何ができるかなあと。パスタをフォークで掬いながら考えました。めちゃうま……。おいしい料理は思考を活性化させ、ここで「寄せ書きを書いたらどうだろう?」というひらめきが生まれました。

 寄せ書きを書いてもらうなら一度にたくさん集まる必要が無いし、なんなら計画を伝えて書く内容をLINEで送ってもらえば会う必要すら無い。しかもその上、参加したくても予定が合わない心配も無い。なんと良い事づくしな思いつきだろうか。自画自賛しました。

 となれば後は行動あるのみ。店を出て文房具屋に行き色紙を購入。色紙って真っ白の正方形のやつというイメージしかありませんでしたが、ユーモラスな形のものがたくさんありました。その中で気に入ったものをふたつ選びました。

 それから協力してくれそうなメンバーに連絡を取り、色紙に書くメッセージを考えてもらいました。ちなみに地元組の中でいちばんこいしさんと付き合いがあるのははっくべ、これは置いておくとして、次に付き合いがあるのがちょもさんです。ですが、このちょもさんですらこいしさんと直接会ったのはおそらく3回程度、なので必然的にそれ以外のメンバーはどんどん関係性が薄くなります。かろうじて去年の芋煮会に参加したことのあるメンバーは1回会っていますが、後はこいしさんの在学当時下級生として同じ学校生活を送ったものの面識がないメンバーたち、それから一切の接点がないメンバーで構成されています。よく協力してくれたものです。愉快ですね。

 

 

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寄せ書き作成風景①――ヒエログリフの犯人

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寄せ書き作成風景②――逆鱗の主

 

 あらかじめ「こいしさんとの思い出をじゃんじゃん捏造してください」とオーダーしてあったのでみなさん思い思いのこいしさん像を創り上げてくれました。すごいなと感心したのは、接点の少ないメンバーがその僅かな部分からエピソードを拾い上げてきたところです。それだけこいしさんのインパクトが皆の心に深く刻み込まれたのでしょうね。

 直接はっくべorちょもと会うことのできたメンバーには直筆で書いていただき、会うことができなかったメンバーの分ははっくべorちょもが代筆させていただきました。誤字は一発書きらしさのご愛嬌です。

 

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鯛の色紙

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学習帳風色紙

 

 これで色紙の準備は完了です。残る問題はどういった形式で送別会を実施するか。どこかで会って「ハイどーぞ」でも悪くはないけど、つまらない。何より我々らしさが全然ない。

 私は送り出す側ですが、迎える側に多くの愉快なメンバーがいることを知っています。せっかく送る側と迎える側に接点があるのだから、何か一枚噛ませられないだろうか。ほんのり考えていてなんとなく事前に一部の人たちには話していました。

 ゆるゆるとこいしさんを交えつつの雑談の中で「こいしさんを送る会をやりたいんだけど、粛々とした焼肉会と1,000ピースジグソーパズルの会、リモートこいしリサイタルの会、どれがいい?」と聞いてみました。三択に見せかけた実質一択です。たくさんの人がいる会話の中でごく少人数の焼肉を選ぶわけがないし、苦行も選ぶわけないですよね。狙い通り送別会の形式は画面配信をしながらのカラオケ会に決定しました。

 

 パソコンのカメラを使っての配信は初めてだったのでその準備をしたいからという理由でこいしさんにはあらかじめ少し遅めの時間を伝えておき、色紙の仕上げとリモート参加組に手伝ってもらいつつ配信準備をしながら待つことにしました。準備完了とこいしさんの到着はほぼ同時くらいでしたね。完璧な時間配分だったようです。

 

 リモート参加組のリクエストを受けつつ、こいしさんやちょもさんがたくさん歌ってくれて大盛りあがりでした。私はポテトをカメラにチラつかせることに専念しました。おいしかったです。

 色紙を渡すタイミングは特に打ち合わせをしていなかったので、カラオケ開始直後にちょもさんからいつ渡すのかと熱い視線をいただきましたが、今じゃないなと知らぬふりをしましたことを白状します。そしてリモート参加人数がそれなりに集まったところでクッソ下手な目配せをして(「こいしさんも『え?何?』となりつつ)、かなり唐突な感じで受け渡しました。

 

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お渡しの様子とキウイなアイツ

 

 色紙は完全にサプライズだったのでこいしさんは驚いていました。よかったです。

 

 ツイッターでも報告しましたが、(数え間違えがなければ)色紙に協力してくれたメンバーは12名、リモート配信に参加あるいは協力してくれたメンバーは12名(+1羽:マロニーちゃん)の総勢24名(+1羽)が関わるかなり盛大な送別会となりました。改めて感謝申し上げます。ほとんど私の思いつきのままに実施され、参加協力要請もかなり雑な感じでいたしましたが、これだけ多くの人が関わってくれたのはひとえにこいしさんの人徳ですね。

 引っ越し先でも変わらずこいしさんが元気でやっていけることをお祈りしてこの記事はおしまいとさせていただきます。本当にみなさんありがとうございました。