缶バッジ作りたいな

 缶バッジを作りたいなあと思いました。

 作りました。

 

 

 思い立ってから完成までがはやかった。何の準備もないところからトントン拍子で進んで完成にこぎ着けました。おもしろかったので記事にします。

 

 缶バッジ自体は以前から作りたかったのですが、マカペンシリーズでお世話になっているピクシブファクトリーで作ると1個400円。プラス送料が473円。合計873円。多く作れば作るほど安くはなっていくけれど割高だなあ~と思っていました。

 この873円はあくまで作った本人である私が注文した場合の価格。マカペングッズ作ったからには需要はともかくBOOTHに並べたい。でもこれを他のグッズと同様にBOOTHに並べるとしたら、買う人はここに手数料等が上乗せされる上にロット割引も効かなくなるので、大雑把に見積もって1,000円弱。缶バッジ1つにそれはちょっとなあ……。私自身もいろんなデザインで大量に作って軽率に出会った人に配って歩きたいので、ここで作るのはあまり向いていない気がする。

 そんな中にとある囁きが降ってきました。

    "カンバッジグー"

 本体を一度買ってしまえば後は都度素材を用意するだけで直径約3cmの缶バッジがいくらでも作れてしまうアイテム。これなら気軽に大量に好きなデザインを好きなだけ作れるのではないか。なるほどな。

 

 ここから私の缶バッジづくりRTAはスタートしました。スタート時点で自分は家にいません。ちょもさんとソフトクリーム屋さんに来ています。出先で急に缶バッジを作りたくなった人のために詳細を残しておきます。

用意したもの

  • ちょもさん
  • お金
  • iPad
  • (ちょもさんの)パソコン

 必要なものはこれだけです。というか全く予定になかったので財布とiPadくらいしか持ち歩いていなかった。

 ちょもさんは「こういうのやってみたいんだけど」に対して「えっ、おもしろそう!」と返してくれるのでガソリンの役割を担っています。重要。走り出したはっくべ号からブレーキを取り払ってアクセルべた踏み固定にしてくれます(実際このとき出かけるのに車を出してくれていたのであながち間違った比喩でもない)。

 カンバッジグーの本体さえ買うことができればクリアできそう。行動圏内でどこがいちばん置いていそうかを話し合った結果、おもちゃ屋さんに進路決定しました。

 おそらく小中学生以来に入る店内に私もちょもさんもテンションが上がり、広い店内を端から端までじっくりと散策しました。「えっ、このクオリティでこのお値段!?」「わあ!これすげー!」「見て!我々が当時遊んでいたやつがここまで進化してる!」などなど。普段イベントで買っているグッズ基準で見てしまうと安いしすごい。かつて自分たちが親に滅多に買って貰えなかったこと、高いから却下されたことと照らし合わせて考えると、オタクは金銭感覚ぶっ壊れているのでは?という恐ろしい事実に遭遇しました。これは余談。

 必要以上の時間をかけて探し回ること1時間、お目当てのカンバッジグーを見つけました。しかも通常モデル、鬼滅モデル、すみっコぐらしモデルと3種類もありました。「どうせならかわいい方がいいじゃん」というちょもさんの声によりすみっコぐらしモデルをお買い上げ。で、その足でちょもさんのお宅へ。作業スペースとパソコンを借りに来た。

 こちらが本体でございます。今どきのカンバッジグーは素材を配布しているどころか自作用にブラウザでデザイン編集もできる。すごい。どこかで有志のデザインテンプレート拾ってきて、自分で画像作って、PDF変換して……って考えていたけどそんな必要は全くなかった。思った以上にお手軽!使いやすさはともかく

Canバッチgood!専用デザインサイト

 使いたいイラストはiPadに入っているので、それをサイズとか背景色とか少し編集してパソコンに転送。サイトで写真で作る方を選択し、画像の取り込み。大きさを調整して登録。合計6種類まで保存できるらしいので他の画像も同様に取り込んで編集。1枠余ったのでちょもさんの愛犬ましろちゃんの写真も入れちゃう。全て編集が完了したら「プリント用のデータをつくる」→「デザインシートをダウンロード」のボタンでPDF変換までやってくれました。すごい。

 このPDFファイルをネットプリントに登録してコンビニで印刷。普通のA4コピー用紙でいいらしい。

 印刷してきたのがこれ。余白部分は裏側に折り込まれるからヨシ!したのが丸わかり。黒枠に沿ってハサミで切り取ります(ちょもさんが)。私は説明書とにらめっこ。

 手順を間違えたらロスってしまうので慎重に説明書に沿って作業していきます。指さし確認もしたのでヨシ!

おおーー!!

おおおおーーーー!!!!

えっ、こんなに簡単にできるんだ!

 こちらが完成品たちです。非常に簡単にできたし、作っていて楽しかった。

 愛犬のキーホルダーを作ってちょもさんもほくほくです。

 すごく楽しい。量産したい。本体セットには10個分のパーツしかなかったので、素材を追加購入する必要はありますがこれはとてもよい。もっとたくさんのデザインを用意したくなりました。量産してお配りするのは間違い無くやるとして、BOOTHでデザイン指定の単品販売するか、ガチャ仕様にするか、考えるだけでワクワクします。細かい計算は実際に並べるときにしますが、材料費と送料だけならお安く値段設定できるのではないかなあと思っています。ただ問題は自家通販になるので、私がちゃんと梱包とか発送作業をめんどくさがらずにやれるかどうか。その辺は頑張ります。

 

 以上、缶バッジ製作RTAでした!タイムは4時間(店内散策タイムを含む)でフィニッシュです。