読書感想文 雪国

 ツイッターでもレビュー投稿サイトでも字数が足りなかったのでここに書くことにしました。

  Kindleのunlimitedに加入したので、電子書籍に慣れていこうと川端康成の雪国を読みました。これはunlimited対象外ですけども。雪国そのものはそろそろ著作権切れて青空文庫に収録されてるのでは?って思ったらまだだったっぽい。もともと著者の没後50年で著作権が切れるはずが、2018年の法改正で著作権保護期間が延長されて没後70年に延びたらしい。そういえばそんな騒ぎあったあった。もうちょっとで青空文庫に収録されるはずだったのに!とか文化的損失だ!とか。

 川端康成作品の著作権が切れるのは2023年の予定だったのが20年延びて2043年ってことかな。騒がれてた時はまあ時が経てば読めるようになるんでしょ?って思ってたけれどやっぱり20年っておっきいね。ということで、読むならば青空文庫入りを待つのは相当気長な話になるかと思います。購入したのは角川文庫版。

雪国 (角川文庫)

雪国 (角川文庫)

 

 やっぱり読むなら紙媒体だよね派閥の民だけれども、荷物にならないってのはちょっと魅力的かもしれない。集中できないかなって思ったけど案外読めた。

  普段読むメインジャンルは現代ミステリー、ホラー、次いで時代モノ(ざっくり江戸中期のうららかな時代)、あとはSFとファンタジーを少々といった具合で、こういった文豪の作品っていうのはあんまり読んだことがないです。名前とかタイトルとか有名な一節とかはなんとなーく知っているかなあ?ってレベル。お固い文章を読むのは気合がいるってことは分かりきっているので、そんなにそんなに手を出してこなかったけれども、読んでみれば案外すんなりいけるものはいけるってことにここ数年で気づきました。

 この雪国も冒頭の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」ってところしか知らなかった。なので読んでみました。以後ネタバレを含むのでご注意ください。

 

 

 ストーリーは調べればたくさん出てくるので割愛。主人公の島村という男と芸者の駒子、駒子の許嫁(?)の行男と、行男の恋人の葉子の4人が主要な登場人物。でも主に描かれているのは島村と駒子のやりとりなのでほとんどこの2人がメイン、行男に至っては一言も喋らない。お話としての起伏は大きくなく、静かにゆっくりと進んでいくので人によっては退屈に感じるかも知れない、けれど不思議と冗長にならずにきれいにまとまっているのはさすがに名作と呼ばれるだけあるなあと思いました。

 ラストは火事で崩れる建物から葉子も落ちてきてそこに駆け寄る駒子、それを見る島村、そんな場面でぶつ切りになる。葉子は死んだのか、始終葉子に対して冷たい態度を通してきた駒子がなぜそんな行動をしたのか、その後の2人(島村も含めると3人)はどうなる?いろいろな疑問が宙ぶらりんに放り投げられて「ハイ、おしまい」なのでええええ?となって解説サイトを探しに行きました。こういう幕引きの仕方は当時の流行りらしいです。きれいでしょ?後は読み手のみなさんに任せるね!みたいなことするのずるぅい。印象にはとてもとても残るが。ものすごく引きずってまうがな。

 

 解説サイトでは主に駒子について書かれているところが多かったけれど、私がいちばん気になったのは葉子の方です。島村目線で透明で、清潔で、なんて語られている駒子よりもよっぽどまっさらに思えてならない。まっさらでひたむきでからっぽで無機質。冒頭で身の内に灯をともした彼女がラストで火に還るなんて美しいじゃないの。葉子が死んだ説と生きている説のどちらもあるっぽいけど私は死んだ説を推します。彼女は行男を生かすために生きていて、行男が死ぬのと同時に心が死んでしまった。後は抜け殻のように惰性で生きているだけで、火事によって肉体も正しく死んだ。そう思えてならないです。

 葉子は蚕の繭。繭に守られているのは行男。養蚕において糸を得るために繭のまま煮沸するので中の虫は死ぬ。元々病が治る見込みがなくて死ぬために村に帰ってきたのだから行男の死は必然だったけれど、そう思うと村全体が蚕を育てるための箱と見ることができるのかな。守るべき中の虫を失った葉子は正真正銘からっぽの状態。ふらふらと幽霊みたいに行男の墓に行くくらいしかすることがない。ラストで燃える繭倉にいたのも、だって繭だものって思っちゃう。

 

 繭の葉子に対して駒子はカイコガ。虫本体の方。最初に駒子が住んでいた部屋がかつて蚕を育てていた部屋だって言ってたし、まあそういうことだよなって思いました。

 しばしば少女から大人への成長を蝶に例えられることがあるけれど駒子は蛾。どのタイミングが駒子の切り替わりと見るかは難しいなと思うけれど、少なくとも島村が最初に会ったときの駒子は幼虫で、ラストの葉子を抱きかかえたときの駒子は成虫だと思います。いつか自由に羽ばたける幸せで美しい未来を願って羽化したところで彼女は蛾。広くもてはやされる蝶にはなれない。さらに完全に人間の都合の良いように改良されたカイコガは、物を食べることができない。飛ぶこともできない。唯一できるのは飢えて死ぬまでの僅かな期間に子孫を残すことだけ。島村を愛したところで妻子ある島村にはその気が無い。きっと東京に連れて行ってもらうことすら叶わない。ただひとりあの村で静かに死ぬだけなのである。

 きっと駒子は葉子がちょっと羨ましかった。そして妬ましかった。でも同じ大きさの感情を葉子は返してくれなかった。だって葉子は行男のためにしか生きてなかったから。持ち得る要素は鏡写しであるかのようなのに、島村も2人に共通項を見出しているのに葉子は駒子を見ない。駒子は葉子を見る。似ているのにどこまでも決定的に違う。

 

 この作品について調べたときにジャンルが恋愛小説になってて恋愛小説?恋愛?ああー、分類するならそうなる、のか?といまいちピンとこなかったのはひょっとすると私が葉子のことを気になりすぎているからかもしれない。島村と駒子のことを指して恋愛モノだと謳っているのだろうけれど、私にはむしろ駒子と葉子の一切交じり合わない百……いやそういうのはやめておこう。まあそんな感じでうにょうにょと考えさせられる作品でした。

推しにリアル育成ゲームされてる話

暴走冷蔵庫アドベントカレンダー( 暴走冷蔵庫 Advent Calendar 2020 - Adventar )23日目です。

 

 テーマなんでもアリの当カレンダーに則りいろいろな内容の記事を書くつもりが、結局また推し絡みの記事を書こうとしている不思議。推しは人生を豊かにするから仕方ないネ。語っても語っても尚尽きぬ。

 推し、と一口に言えどもそれはたくさん存在する。今回お話しする推しは三次元の人間である。生きている推しだ。前回の記事で触れた推しはプロの方でらっしゃったが、この推しは一般人である。一般人ですら推したり得るのだから、この世界は素晴らしいものである。

 

⚠注意⚠

 ここから先はそういう世界のお話をするので、薄いブック的なものに耐性・免疫などを持たない方はブラウザバックをオススメします。具合が悪くなっても責任取りません。せっかくリンクとんで読みに来てくれたのにね。お詫びになんの関係もないエビの写真でも見ていっておくれよ。

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 エビ、エビ、エビ、そしてエビである。

 

 

 

 

 

 

 さて、前振りは済んだ。なので本題に入る。さあ残留してくれたみなさんにお話しさせていただきます。

 

 ツイッターで大々的に騒ぎ立てましたが、9月末くらいにイラストを投稿することにより絵師はっくべとしてピクシブデビューしました。10月には公式様の企画に乗っかって毎日イラストを投稿するチャレンジもいたしましたので、フォロワーの方々であればきっと知るところであると思います。

 が、実を申しますとそれに先駆けること数ヶ月前に小説ジャンルにてすでにデビューを果たしておりました。

 じゃあ本当のデビューは9月末じゃなかったのか?はい、その通りです。しかし嘘はついていません。なぜなら絵師としてじゃないので。ユーザー名もはっくべにしなかったので。イラストを投稿して「ピクシブデビューしたよ」宣言は今後うっかり誤爆した時にごまかしが効くよう仕込んだものだったのです。白々しくも含みを持たせた当時のツイートに誰からもツッコまれはしませんでした。

 

 絵の方はいくらでも見せられても文章の方を見られるのは恥ずかしい。今日に至るまで絶対にアカウントを特定されないよう、その他もろもろの仕込みやアリバイ工作をしてきました。

 例えばこの記事を含んだ今までのブログ記事たち、みな少し文章の書き方のルールを外しています。常体敬体が混ざったものを書くなんて、ナンセンスですよね。小学校中学校でどちらかに統一するよう教わったはずです。よもや小説ジャンルで活動する人間がそんな初歩的なことも知らぬわけがないだろう。そこを狙いました。まあ誰も気づいていないでしょう。こういう回りくどい仕込みをしては満足してきたわけです。

 何人かには活動していることを話したことはありますが、ジャンルやアカウントまで知っているのはたった1人です。そのたった1人もみなさんに特定されることはないだろうという信頼と自信があります。

 

 ではなぜそこまで厳重に隠してきたことを語ろうとするのか。どうしてだと思いますか?それはね、

 

今むっっっちゃくちゃおもしろい状況になってんの!!!!

 

 私はね、おもしろいことが好きです。おもしろいことがあったら共有したいです。そのためには多少自分がやけどを負うくらい大したことじゃありません。そういう生き物なのです。

 

 記事をお読みのみなさんの中にマシュマロという名のファンレターを送った方はどれだけいらっしゃるでしょうか?素晴らしい文化です。推しに気軽に感想や熱いメッセージを伝えることができます。それだけでもすごいことなのに、場合によってはお返事までいただけてしまうのです。マジヤバです。

 

 私はある推しの書き手さんがいました。プロじゃない人間が書く作品なんてジャンクフードみたいなものだ。白状するとそれまでそう斜に構えていました。そんなナメた態度な私の後頭部を鈍器で殴りつけたのがこの方でした。まるで文章そのものが生きているかのような錯覚を受け、感動し、その世界(言ってしまえば二次創作小説ジャンル)に足を踏み入れました。

 感謝の気持ちをどうしても伝えたくて思い切ってマシュマロを送りました。その方はいわゆる大手。きっとマシュマロだけでなく様々な場面でたくさんのメッセージを受け取ったことでしょう。

 ただその書き手さんはもう書くのを止めてしまいました。たった1人の心無い言葉に酷く傷つけられ消えてしまいました。憤りを覚えましたが、振り上げたこの拳を下ろす先がありません。

 代わりに私はマシュマロを量産することにしました。おかげさまでその頃にはその方の他にも幾人かの推しの書き手さんができていました。そんな推しの書き手さんたちを心無い言葉なんて気にならないくらいのマシュマロの海に沈めてやろう、それが私の復讐です。

 そんな私に転機が訪れました。あろうことかマシュマロを送り込んでいたとある推しの書き手さんにアカウントがバレてしまったのです。この推しもまた大手と呼ばれる存在です。私は推しを応援する有象無象として生きていたかった。そのためにははっくべであることはアクが強すぎる。だからありふれた名前として密かに生を受けていました。そんな私が拾い上げられてしまった。そして推しは私にこう言いました。

 

「ぜひ物語を書いてください」

 

 推しに言われたのなら頷く以外の選択肢など存在しません。気づけば「やってみます」と答えていました。

 まあ言うてド素人ですし?今まで書いたことなどありませんし?ひとつのお話を完結させるなんて才能がないとできませんし?

 私が書けなかったとしても仕方ないと思います。この頃の私は「頑張ったけどできませんでした」とバックレるつもり満々でした。ただやるだけはやってみましょう、と頑張ってるアピールはたまにしました。

 その頑張りアピールにつくイイネの通知。それは推しによるものでした。私は単純なのでそれだけで活力がみなぎりました。気づけばひとつの作品が仕上がってしまいました。

 どこからどう見ても素人のそれはもうとても拙い作品。それでも私の精一杯を込めました。誰も読まなくてもいい。これは私が私のために書いたものなのだから。そう思ってピクシブアカウントを開設し、作品投稿のボタンを押しました。そして布団をかぶって寝ました。

 

 翌朝タブレットを見れば見慣れぬ数の通知が届いていました。ツイッターをたどると推しがRTで私の作品を紹介してくれていました。驚いてピクシブを見に行けば少ないながらもブクマがされていました。小説ジャンルはイラストやマンガよりも人口が少ないです。ニッチな方向にいけばなおさらその数は減っていきます。私の投稿したジャンルはブクマ数ゼロなど珍しくもありません。せめて推しくらいはブクマしてくれるだろうという打算はありましたが、そこにあった1よりも大きい数字に驚愕です。推しの後押しがあったとは言え非常に嬉しく、読んでくれたひとりひとりにお礼を言って回りたい気持ちにさせられました。私は読んでくれたあなたのためにこれを書きました!!私の手のひらは高速回転します。

 

 さらに嬉しい出来事は重なります。新着順にしたときに私と推しの作品が前後で並んでいました。推しと並んでる、視覚的にめっちゃヤバいです。思わずスクショしました。推しにお礼と共に作品が並んでいることが嬉しくてスクショしたことを打ち明けると、実は私もですとスクショを見せてくれました。そのスクショは私よりも先に撮られたものでした。推し、マジで推し。

 

 そしてアカウント開設時にマシュマロも設置しておりました。他の作品を見習って様式を真似しましたが、気づかぬところで不手際があってはいけない。何かありましたらご連絡くださいと書いておきました。

 投稿して数日後、そういえばマシュマロ設置していたなと思い出し様子を見に行きました。そこにはひとつのメッセージが届いていました。おそるおそる読んでみれば、私が投稿したあの作品への感想が書かれていました。それはもうもったいないくらいのお言葉が。マシュマロを送るには作品から投稿者のページに行き、そこからツイッターへ移動、そしてプロフのリンクからマシュマロページに行く、というステップを踏まねばなりません。ただ読んでくれただけでなく、その上でそんな道のりを経て送ってくださったどこかの誰かがいらっしゃった。その事実に感激しました。マシュマロによる感想なんてよほどの書き手さんでないともらえないだろうと思っていたからです。素通りされるレベルではダメだ、もっとつよくなければと。それがまさかこんなにも早くかなうとは。

 簡単に乗せられる私はもう次は何を書こうか考えていました。

 

 そんなこんなで密かに活動を始めた私。推しは私を育てるのがお上手で何でもかんでも反応をしてくれるわけではありません。良いと思ったものにイイネやリプをくれます。そういうところも好きです。

 

 ここまでが確か半年くらい前の話です。それからはゆるゆると作品投稿したりしなかったりしていました。作品を投稿する時はその前の作品を超える出来にするのを目標にしました。良ければ評価され、イマイチであれば大して評価されない。頑張ったら頑張った分だけ反映されるのがとてもおもしろい世界だなと思いました。ありがたいことに感想もいただけて、たまに自分でも意識していなかったことまで見抜かれて。初心者のわりに恵まれた環境であると思っています。ええ、既に十分だと思っていましたとも。まさかこれ以上は無いだろうと思っていました。

 

 あるんですよね、これが。どうしてそうなったのかとても不思議なのですが、今、推しの指導を受けています。ナウです、ナウ。

 件の推しが参考になればと、新作のプロットを私に見せながらストーリーの組み立て方を教えてくれているのです。次のイベントに出す新刊ですよ?なんということだ。

 そもそものそも、基本的に皆手探りで身につけたノウハウでしょう。それを伝授しようなんて。まして現在絶賛活動中の大手さんだ。自分の原稿で忙しいに決まっている。余裕などあるはずがない。そんなつよい人に教えてもらうことができるなんてとてもレアケースだと思います。もともとの知り合いだとか身近な人間じゃないならなおさらのこと。

 そんな好機が降ってくるなど思いもよりませんでした。しかもそれが己の推しですよ?こちらから頼んだわけじゃなくて、向こうから持ちかけてくれたのです。

 そんな極上の餌をぶら下げられてしまえば食いつかぬわけが無い。

 けれど私の中には葛藤がありました。私はただ推しを応援する有象無象でありたかった。それが何だ?推しに認識された上で特別扱いを受けようとしている。乙女ゲームのヒロインか?抜け駆けを許さぬ有象無象代表の私とヒロイン代表の私の殴り合いです。結局有象無象に勝ち目はありませんでした。

 

 この間は表紙作りを見せてくれました。スカイプで。通話して。画面共有をしながら。推しと会話するってだけでもレベルが高いです。は?放課後デートかよ。

 放心しそうになりながらも意識をどうにか繋ぎ止めてノウハウをしっかり吸収させていただきましたし、気になることにもたくさん答えていただきました。「お返事はいつでも構いません、余裕がある時で結構です」と伝えても即座に返してくれるバイタリティとその内容のストイックさに改めてすごい人に教えてもらっているんだなあと思わされました。

 ところでお気づきでしょうか。先程表紙作りを見せてもらったと書きましたよね。推しは私に表紙作りのノウハウを仕込んでいきました。これが意味するところがわかりますかね?

 気づかぬうちに私は薄いブックをつくることから逃げられなくなっています。

 どうしてこうなった?いやまじで。は?買うのすらハードルの高いアレを?つくれと?

 人生なにが起こるかわかりませんな、全く。ハッハッハ。

 

 もしこの記事をお読みの方の中に薄いブック制作経験者の方がいらっしゃったら今すぐ私を助けろください。

 あと仮にその手のイベントで私に似た人間が席についてブックを積み上げているのを見かけたら、それはきっと私にとても良く似ただけの人間なので気にしないでください。

万年筆とか周辺の沼の話

 暴走冷蔵庫アドベントカレンダー( 暴走冷蔵庫 Advent Calendar 2020 - Adventar )16日目です。

 

§1.はじめに

 みなさんは万年筆は持っていますか?

 ボールペンであれば自分で買ったり、何かでもらったりする機会もあるだろうが、万年筆はこだわりがありそうな人が持つイメージがある。だからそうそう持ってる人なんていないだろう。そう思っていた。

 ところが話題を振ってみると案外いた。びっくりである。みなさんご自慢のマイ万年筆を所持してらっしゃる。今までどこに隠してた?

 

 そういうわけで、遠いと思いきや意外と近いところに隠れていた万年筆の世界に足を踏み入れてみました。踏み入れてからまだそう経っていないので詳しいことはよく分かっていません。浅瀬でチャプチャプやっている者の話だと念頭に置いてお読みください。

 

§2.万年筆

 万年筆と一口に言えど、いろいろあるらしい。それは太さだったり書き心地だったり。だから複数本所持しているということも珍しくないようだ。ペンを握る利き手は1つしかないのに(両利きは2つ)、全く欲張りさんなことである。何がそんなに魅了するのか。答えを得るために先輩ユーザー達に意見をいただきつつ万年筆を購入してみた。

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LAMY safari candy mango 万年筆lamy.jp

 ラミーサファリのキャンディマンゴーというお名前。

万年筆にはカートリッジを装着するタイプとコンバータを使ってインク瓶から吸い上げるタイプがあるらしい。コンバータを買わずとも万年筆本体に付属して1本のカートリッジインクが入っていた。万年筆の世界においてはスタンダードなブルーブラックという色のものだ。これを使えばすぐに万年筆を試すことができる。しかし、特に仕事で使うというわけでもないのでスタンダードな色にこだわる必要もない。せっかくならいろんな色を試してみたい。というわけでコンバータも併せて購入した。

 説明書を読みながらインクをコンバータに入れ万年筆にセットする。案外簡単にできるものである。インクもすぐ出てきた。

 書き心地は、と問われても他の万年筆を知らないのでどうだとも言えないが、インクがかすれたり途切れない感じのボールペンに近いだろうか。いい、とは思う。だが、いまいち複数所持したいと思うほどの良さについてはピンとこない。

 

§3.インク

 そして、調べを進めていくうちに新たな発見をした。

 それは、インクの存在。

 さきほども触れたが、インク瓶というものがある。たくさんのメーカーがたくさんのインクを世に送り出している。同じ「赤」だ「青」だと言えどもその幅は広く、その世界について調べている間に自分の理想の色を求めて各地の文房具店を訪れる「インク沼」なる住民の話に出会った。

 ところでここにひとつの落とし穴が隠れていた。あなたが万年筆を買ったとしよう。そこにインクを入れることを考える。

 さて、世の中にはたくさんのインクがあるようだ。とりあえず何にでも使えそうな黒に近い色をひとつ。おや、青のインクには特に多くのバリエーションがあるようだ。ひとつ手に取る。黒、青、ときたら次は緑にしようか。いや、暖色系もひとつあると良いのではないだろうか。家に帰って机に向かう。買ったインクを並べてはたと気づく。

 1本の万年筆に入れることのできる色は1色だ

 なんということだろう。恐るべき罠である。いくらインクを並べたとて入れることができるのはたった1つだ。悩んだあなたは新たな万年筆に手を伸ばすことにだろう。「ところでメーカーによって結構違うって聞くなあ」「ペン先の太さも色々あるらしい」「デザインも豊富だなあ」ほーら、深淵が手招きしているぞ。

 

§4.ガラスペン

 例えば無計画にインク瓶を10本ばかり買ってきたとする。これを生かすには万年筆を同じく10本用意しなければならないのか。もっと気軽にインクを楽しむ方法はないのか。そこに名乗りを上げるのが「ガラスペン」という存在。

 インク瓶に浸すと吸い上げて書くことができる。インクが出過ぎたりかすれたりとバラつきがでたり、一度にそんなに書くことができないのが難点。あとガラスなので脆い。持ち運びにはあまり適さない。あくまでライトにたくさんの色に触れたいという人にオススメだ。色を変えるには水に浸すだけでオッケー。すすぐ時に絵の具みたいに他の色と混ざってすぐ交換しなければならない、なんてこともなかった。

 せっかくなので、ガラスペンで手持ちのインクを使ってみた。紙については後述するが、やはり色々あるようで、とりあえずその辺にあったルーズリーフを使用した。よほど酷くない限り書き直しはしなかったので、ありのままのかすれやにじみも味わってほしい。字の上手下手は放っておけ。

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 エルバンというメーカーのもの。ラルム・ド・カシス、ブルー・アズールはまぐさんに万年筆購入祝いにといただいたものだ。万年筆ユーザーが選ぶのだから間違いないのだろうと思う。その隣のカイヤナイト・ネパールは派手にこぼした名残りがある。おしゃれな顔して我が家の暴れん坊将軍である。

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 セーラーの四季織から金木犀と若鶯。これは誕生日によんたさんももかすさんからいただいたもの。カラーのチョイスはももかすさんだそうだ。四季織シリーズは松原さんもお気に入りのようで既にオススメされてカートリッジタイプは揃えてある。みんな大好きなんだなあ。

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 パイロットの色彩雫から竹林・紺碧・霧雨。これは万年筆を買うにあたってインクが必要だろうと文房具店にいったところお好きなカラー3点で1セットという風に売られていて瓶の小ささからも入門に良いのではないかと購入したもの。のわりに、実際使うのは今回が初めてだった。

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 NE6 TOHOKU BUNGU LAB.の「東北、旅する祭りインク」。レアなご当地感があったので思い切って買っちゃいました。色が県名とお祭り名になっている。

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 並べてみた。頑張ったもののちょっと影がかぶってしまい、見づらくなってしまったが似たような色でも違いがあるのがわかるだろうか?決して同じ色はなかった。なるほど、これは沼かもしれない。

§5.からっぽペン

 ガラスペンだと制限されることなくたくさんのインクを楽しめることは分かった。でも、ムラができるのはいただけないなあ。たくさんのインクを楽しみたい、できれば気に入った色を、万年筆よりはカジュアルに。そんなワガママに答えられるペンは存在するのだろうか。調査班はさらに調べを進める。すると新たなる出会いがあった。それが、「からっぽペン」というもの。

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 注意書きにはここのメーカーと違うインクを使った場合、インクが出ないこともあるかもとは書かれているがいまのところは支障ない。

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 使った感じはご覧の通りである。細いからかやや薄い色味だ。

 

§6.紙(ノート)

 さて、ここまでインクと各種インクを使ったペンの話をしてきた。ペンとは書く道具である。ということは紙が必要になる。ここにも何やらいろいろあるようだ。そのいろいろあるという部分を探るべく調査班は次なる一歩を踏み出した。

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 とりあえず万年筆ユーザーおすすめのノートを何冊か用意した。左からツバメノート、(インクをぶちまけた)ミドリノート、グラフィーロ、ノーブルノート。

 比較と使用した感想を、と考えていたが明確な差を述べることができるほどこの世界を知らないので今後の研究課題とする。さきほど使用したその辺のルーズリーフと比べるとインクの乾きが早い上に滲みもしにくい。

 

§7.さいごに

 以上がここ2ヶ月弱の間に私が目にした世界である。非常に深くてたくさんの沼が潜んでいた。

 万年筆はしばらく使用しないと、中でインクが乾燥してしまって詰まることがあるらしい。それを防ぐにはどんな手入れをすればいいのか。それは「書くこと」らしい。実に簡単な方法である。じゃあ何を書くのか。筆まめな人ならば日記もいいだろう。何かしらのメモだっていい。

 万年筆ごとの比較をするためと最推しのPRをするためにお気に入りの作品を引っ張ってきた。これは元は絵本の中の一編である。短いながらも大好きな作品だ。ちなみに使用したのはツバメノート。こうしてみると万年筆ごとの個性がよくわかる。

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 万年筆やその周辺の沼はどれもおもしろい世界だった。もし興味を持ったならば触れてみるのをすすめる。

 末尾にひとつだけみなさんにお伝えしたいことがある。それは「ティッシュとゴミ箱は手の届くところに置いておけ」。最悪詰む。以上がこの悲惨な経験をした私からのメッセージである。

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 ここまで読んでいただきありがとうございました。

よしこさんカフェ

 暴走冷蔵庫アドベントカレンダー( 暴走冷蔵庫 Advent Calendar 2020 - Adventar )9日目です。

 12月5日にちょもさんのご友人である、よしこさんのお宅におじゃましました。目的はこちらです。

ついすてかふぇatよしこはうす

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(※プライバシー保護のため画像一部黒塗り)

 ゲーム「ツイステッドワンダーランド」のコラボカフェが開催されていますが、その開催地は東京とか大阪とかそういった地域です。

 昨今の情勢を鑑みますと行きたくてもなかなか行けません。でも楽しみたい。じゃあどうすればいいんだろう?そうだ、

「自宅でコラボカフェを開催しよう」

そういった趣旨だとよしこさんは語っていました。天才だと思いました。

 

 こんなおもしろそうな企画、参加しない手はありません。ちょもさんも巻き込んで遊びに行きました。当記事はその体験レポです。

 

 おじゃましまーすとお部屋に入ってまず目に飛び込んできたのがこれ。

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 えっ?すごい、コラボカフェじゃん!全部描いたんだって。パない。

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 ミニキャラたちに目が行きがちだけど、それ以外にもこだわりがあった。テレビに映し出されたのはゲーム画面とBGM、ソファに置かれたクッション、あと写真を撮り忘れたけどバッチリ公式設定資料集も置いてあった。セベクくんは集金係。

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 このお部屋を準備するのに相当時間がかかったのでは……?しかもおひとりで……?すごすぎる。もう、すげえしか言えなかったです。

 

 で、なんとこれだけで終わりじゃないんです。ここはコラボカフェなのです。つまり我々はお料理を食べに来たのです。我々、というか私がお部屋に興奮しまくっている間によしこさんはお料理をしてくれているわけです。

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 出てきた料理がこちら!頼んだのは「きのこクリームリゾット」とドリンクの「ハーツラビュル」です。が、そこにサラダとスープがついてきました。

 ジュースのストローもそうですが、スプーンのおリボン、わかりますかね?白と黒のしましまです。こだわり!!

 これは写真では確認できないのですが、サラダをよく見ると小エビが入っています。見つけた瞬間「小エビちゃん!?!?!?」ってなりました。よしこさんはニンマリしました。

 どのお料理もお味は言わずもがなめっっっっちゃくちゃおいしかったです!!

「お店ひらけるよ!アッもうひらいてた!ここカフェだった!!」

 

 そして、コラボカフェに行ったことのある方ならご存知な文化だと思います。それはシークレットなコースター。こちらもバッチリご用意してくださってました。私がいただいたコースターはこちら。

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 ンンー!ありがとう!!!!

 

 内装を堪能して、おいしいお料理を味わって。とても素敵な時間を過ごしました。すごい……。そもそも行けないから自分でやっちゃおうっていう発想がすごいし、それを実現できるだけの力をお持ちなのもすごいし。よしこさん、すごい。と、呆けていました。でもね、これだけで終わりじゃなかったんです。

 

 \ババーン!!/

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 誕生日ケーキ!!!!

 11月28日生まれであるちょもさんと12月4日生まれであるはっくべに向けてケーキを用意してくれていました!!

 影になっていますが、裏にはちょもさんのお名前も入っています。

 人生で誕生日ケーキつくってもらうのなんて初めてだよ……。すごいよ……。ところでお皿にポロポロ落ちているのがベーコンに見えるのは気のせいかな。切り分けてもらったケーキを口にしました。ベーコンでした。不思議、ケーキなのにカレーのお味がする。粉砂糖に見えた振りかけられているモノは粉チーズでした。甘いんだけど後からカレーが来る。ベーコンと粉チーズのしょっぱさがベストマッチでした。

 

 お腹が満たされた後。始まったのはアナログゲーム。作中にボドゲ部という部活動がありましてね。まあつまりそういうことですよね。しかも、中央にある「マンカラカラハ」。「熱砂の国ではポピュラーなゲームだよ」と語るのはジャミル・バイパー氏です。

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 いくつか用意してくれた中で、今回はこの「はぁって言うゲーム」「マンカラカラハ」「推しの尊さを語る君と知ったかぶりの私へ」の3種を遊びました。楽しかったです。

 

 とても素晴らしく濃密な時間を過ごし、さてそろそろおいとましましょう。と、出口に向かった時に彼がいました。

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 正面に!いないと!思ったら!!!!

 最後の最後までとても粋な心遣いでした。ありがとう、ありがとう。

 

 いやほんとよしこさんすごいな。こちらまだ開催期間のようですし、行くことがかなう方はよしこさんとご相談の上、ぜひ遊びに行ってほしいと思います。全力でオススメです!!!!

 ラストにテンション上がりすぎてブレッブレになった写真を貼り付けておしまいにしたいと思います。ここまでお読みいただきありがとうござました。

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推しの話をしよう

 暴走冷蔵庫アドベントカレンダー( 暴走冷蔵庫 Advent Calendar 2020 - Adventar )

2日目です。

 たいていこの手のモノは1日目でどういうコンセプトで書いていきますよ、の概要説明がされ本編は2日目以降から、ラスト付近でなんか終わりっぽい雰囲気を出しつつ、最終日にいい感じにまとめるのがセオリーだと思います。

 つまり、2日目とは実質初日のようなものであり、今後の流れを決定づける位置づけにあるんじゃないかなあと私は思うわけです。

 

 というわけで推しの話をしようじゃないか。

 

 推し――それは生きるための糧である。人によって二次元であったり、三次元であったり、そもそも人間ではなかったり。多種多様、千差万別であります。

 そもそも1人につき1つなんて決まっていないので、複数推しが存在する人も多いでしょう。私もたくさんいます。全てはどうしたって語りきれないので今回は二次元、それもソシャゲの推しについて語ることにしましょう。

 なぜなら当記事がアップロードされる12月2日はツイステにおける私の推しの誕生日だからです。

 

 ツイステ、正式名称ツイステッドワンダーランドというこのゲーム。ディズニーのヴィランズと呼ばれる悪役たちをモチーフとしたキャラクターたちが学園生活を送る感じのゲームです。詳しくは公式サイトを見てください。

【公式】ディズニー ツイステッドワンダーランド(ツイステ)

 そもそもディズニーにそんなに興味はなかったので、ハマるわけないだろうと思っていました。ところがどっこいシナリオがおもしろかった。沼のふちを覗き込んでいるつもりが、いつの間にかくるぶしの辺りまで水が来ていて、次に気づいた時にはブクブクしていました。「くるぶしまで来たならもう溺れられる」とは忘れられないももかすさんの名言です。

 さて、ゲームを始めるにあたってまず任意のキャラのSRカードを手に入れることができます。任意なんです。ガチャではなく。つまり仮でもいいので推しを決めろと言われているようなものです。少しばかり困りましたね。推しを決めるにあたって、人それぞれに色んな基準があると思います。顔が好み、○○なキャラが好き、声優さんが好きなどなど。私の場合は主に3つ。

 

①最初に入手したSSRのキャラである

②ガチャでよく出るキャラである

③誕生日が自分と近い

 

 一般的な理由であろうキャラの性格が好き、というのもまあ無くはないけどこの3点を越えてまで……っていうパターンはあまり遭遇したことがないです。

 最初に手に入れた子は一緒に強くなった感があって愛着が湧くから推しになることが多いです。

 また、ガチャの確率は一定なのに不思議と高レアが良く出るなあってキャラがいると「相性がいいのかな?」って思って推しになりがちです。それか自分の中でのハズレ枠になるかのどっちか。推すなら出ないキャラより出るキャラを推した方が精神的にも良いでしょ、という打算的な部分もあります。

 あと、誕生日が近いとなんとなく親近感が湧きます。単純に。

 

 ということで、半強制的に推しを決める必要が出てきたこのゲーム。ガチャを回してもいないので①、②の選び方はできない。なので、自分といちばん誕生日の近いキャラを探しました。それが、12月2日生まれのルーク・ハントです。性格も結構好きそうな予感がしました。今となっては立派な推しです。

 とにかく美しいものを愛するキャラですが、どんなものにも美を見出すために本編では全肯定botとなっていました。彼が「美しくない」と判断するのはどんなものなのでしょうね。あとかなりの強キャラ臭がします。精神面というかメンタルではナンバーワンなのでは?何かに敗北して地面に膝を付く様がサッパリ想像できません。今後が楽しみですね。

 この後紹介する予定のソシャゲの最推しを知る人たちからは、「あ~わかる」とか「好きそう」って言われるのはまだ分かるんですが、それをあまり知らない人からも理解が寄せられるのは謎。

 ちなみに恒常のSSR実装時にピックアップではない通常の10連(排出確率は他と同じ)を引いた時にちゃんと出てきてくれたので、②も満たすこととします。その辺の判断はゆるゆるなのです。

 

 

 そして次にご紹介するのが、ソシャゲの最推し。A3!の有栖川誉である。先に別の推しの話をしてしまっているので説得力皆無かもしれませんが、私の好みは多少ズレたところにあるようで、好きキャラがメインキャラであることは少ないです。いてもだいたいサブキャラ。供給なんて期待できないし、cvがあれば万々歳です。

 A3!もシナリオが良い作品です。シナリオが良いし、舞台役者のお話なのでキャラがいろんな設定でいろんな格好をして歌ってくれる。もはや公式が最大手って言っても良いんじゃないかって思うコンテンツです。公式の供給だけで十分生きていける。そんな素晴らしい作品です。

【公式】A3!(エースリー)

 この作品を知ってインストールしたタイミングがわりとリリース直後だったっぽくて、ちゃっかり事前登録ありがとう石をもらうなどしました。こちらは最初に無料10連を引くタイプだったので、そこで出たSSRキャラのうちの1人がこの有栖川誉でした。(公式は特に何も言ってないけど、リリース直後は確率設定ミスってるのでは?ってレベルでSSRが出た。SSR排出3%って言ってるわりに初回はSSR1枚確定のところ3枚獲得したし、その後もたいてい10連やれば1枚は出た。今はそうでもないのでどっかでサイレント修正が入ったと思ってる)

 とりあえず手に入れたキャラをホーム画面に置くじゃないですか。するとキャラごとにそのキャラらしいことをしゃべるじゃないですか。いきなり高笑いして驚きました。度肝を抜かれて落ちました。

 最初の10連で手に入れたし、その後のイベ限ガチャでも概ねゲットできてるし、誕生日はまあ2月生まれなのでそこまで近くはないけれど、冬生まれなのでセーフとみなせば推しキャラになる条件をすべて満たしています。推すべくして推しになった、という感じですね。とても愉快なキャラです。キャラソンで銅鑼が鳴ります。ライブイベントではダンサーさんと肩組んでエッサホイサやったりおみこしみたいに担がれたりしてました。

 どこがいいって……と話すと終わりがなくなるので、気になるのであれば、言ってくれれば延々に語って聞かせますので声をかけてください。毎回毎回新情報が出たり、メイン回で輝いたりする度に「ハァ~、これで良さに気づく人が増えちゃって人気出たらどうしよう。イベントの順位争いが苦しくなるワ」なんて思うわけですが、相変わらずイベントはそんなに苦しくないです。頑張れば上位報酬狙える。1周年記念イベントという名の血で血を洗う実質人気投票で1位だったキャラと一緒だったイベントだけはヤバかった。普段だったら余裕で狙いの順位報酬を貰えるラインをキープできていたのに、イベント終了のラスト2時間で恐ろしいくらいにランキングが落ちて、あそこで私は初めて敗北の味を知りました。

  まあそれはそれとして、推しキャラがメインキャラにいるというのは素晴らしいことであると身を以てこのゲームで知りました。実はA3!にもうひとり推しキャラがいるのですが、それはメインキャラではなく、cvはおろか当初はグラも無かったし、名前も不明。それにもう死んでる。未来がなかった。過去回想の中でしか生きていない。そんなキャラを推しています。というかそれが私のデフォでした。リリースから2年くらい経ってようやくイベントでビジュアルと名前がしれっと出てきてビックリしました。それと比べたらまさに雲泥の差よ。

 

 ソシャゲの推し、しかもたった2キャラの話を軽くするだけでこれだけの幅を取ってしまった。それもまた致し方ないことですね。推しなので。推しがいると楽しいです。

 ああそうだ、ついでに以前ちょっと我々の間で話題になった話について書いておきましょうかね。

 「このゲームのこのキャラが好きであるという気持ちは分かる。けれど、キャラと声優さんや役者さんは別の存在なのに、なんでリアルイベントや舞台化もそんなに楽しめるのか」

 これの答えはまた人それぞれだとは思うので、あくまで私はこうだという話なのですが、私自身がリアルイベントも舞台化も楽しんで、なんなら現地参戦だってしたことのある民なのでちょうどいい回答サンプルになれるのではないかと。

 確かにキャラクターと声優さんや役者さんを同一視しているわけではないです。じゃあ、声優さんたちに何を見ているかというと、作品を最前線で理解してくれている、愛してくれている人たちっていうことでしょうかね。どちらもキャラクターに命を吹き込んでくれるお仕事なので、必然的にそのキャラを深く理解していなくてはできないです。我々は彼らの姿からそのキャラクター認識の正解というか演者さん自身の解釈を得ようとしているのだと思います。どう受け止めて、どう命を吹き込むのか、それが自分の認識とどれだけ一致あるいはズレているのか。それを楽しんでいるわけです。そもそものそも、そういうのを楽しむ人達は他人の感想を聞いたりだとか意見を聞いたりするのが好きな人種ですのでね。

 

 

 

 以上、ここまでお読みになった人であれば当アドベントカレンダーの方針は分かったことでしょう。フリースタイルでお届けします。たぶん私以外の人はもっと真面目なことを書くんじゃないかなと思います。ただ残念なことに毎週水曜日は私が押さえてしまったので、週に一度こんな感じの異物が混入するのであらかじめご容赦ください。何事にも箸休めって必要でしょ?

 

なにはともあれ12月2日、おめでとーー!!!!

すかいとーばーに参加した日記およびイラスト解説

 8月中旬にiPadを買って念願のアプリゲーム「Sky 星を紡ぐ子どもたち」をインストールすることが叶ったはっくべ。あんまりにも楽しくて、これは記録に残しておきたいなといくらか絵を描きました。それが数枚溜まったので、pixivに投稿し「絵師はっくべ爆誕だぜ」とゲラゲラ笑っていたところ、公式からSkytoberなるもののお知らせツイートが発せられました。

  インクトーバーという文化を知らなかったのですが、要はえんじにゃー界隈のアドベントカレンダーと同じようなものってことですね、という理解。毎日じゃなくてもいいし、上手くなくてもいいよと敷居を下げててくれたので、いっちょやったるかと参加してみました。

 お題の一覧を見ると時折過去イベ関連のものを混ぜ込みながらも、おおよそゲームの進行に沿った順序になっていたので、描くにあたってテーマを持たせればやりやすいんじゃないかと考えました。

 

 ということで以降はイラスト解説です。言わない方がかっこいいんだろうけど、うるせー!ここは私のブログだ!私がルールだ!好きにさせろ!の精神でいきます(画像はpixivに投稿したもの。Twitter投稿分との違いはタイトル文字の有無)。

 

 

テーマ

 イラストドドド素人のくせにあんまり凝ってもしょうがないので「ひとつの冒険の始まりから終わりまで」に設定しました。

 

内容とか設定とか

 初期キャラの子とポニテの子のふたり旅。途中で姿が変わるけど、便宜上初期っ子とポニテの子と呼ぶことにします。

 初期っ子がポニテの子に導かれながらわけも分からず進んでいたけれど、だんだん成長していくという内容。初期っ子から見たポニテの子は、始めは自分と髪型が違うし、楽器も背負ってるし、すげーってものすっごい先輩に見えているけど、実際は初期っ子よりほんのちょっとだけ進んでるだけ、みたいなコンビ。2枚羽と5枚羽。小学校1年生と3年生くらいの距離感?

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 DAY1,3,4は草原エリアのつもり。草原の入り口のベンチで出会って「一緒に行く?」ってなり、一度孤島(DAY2)に戻ってまた草原エリアに進む流れ。DAY2でこんな場所にもいるんだよって教えてもらったり、DAY3でこんなモーションあるんだよって見せてもらったりしてる感じ。で、DAY4でフレンドになりました。

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 DAY5のお題は「感謝」。いろいろな感謝表現エモ。これ、後で気づいたけど過去イベに「感謝の季節」ってあったからホントはそっちだったのかも。

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 DAY6,7,8,9,11は直接連続させた5コママンガ風に(DAY10は後述)。オレンジケープを入手してご機嫌の初期っ子。勢いよく飛び出したけど、風に煽られてポニテの子とはぐれてしまう。DAY8は拡大すると目を回している(結構お気に入りなのでTwitterのアイコンにした)。DAY9で、マンタの背中に不時着。よく分からん場所(楽園の島々)に運ばれる。実際はマンタによる草原の村エリアから楽園の島々エリアへの移動は無いです。フィクションです。初期っ子は3枚羽になってる。

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 なんで楽園の島々まで行ったかというと、DAY12のお題が「海月」で、草原エリアのクラゲがいるポイントってどこだろうって考えた時にあそこだ!ってなったからです。後でよくよく考えたら8人エレベーターの手前にもいた。DAY12で草原エリアは終了、DAY13と14はホームに戻って遊んでいるところです。ここでちょっと初期っ子に茶目っ気を出す余裕が出てきた。ポニテの子が背を向けて立ってる後ろで影で遊ぶなどしている。初期っ子4枚羽。

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 DAY16,17は雨林。DAY16で光の子と一緒に空を見上げてるポニテの子の脇で雨に触ってみてる初期っ子。この後、ジューってなる。DAY17は雨林の神殿ムービーのとこ。5枚羽。

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 お題都合で峡谷は一瞬で通り過ぎた。DAY19,21,22は捨て地。カニ運んだり、舟見つけたり、エビをおちょくったり。DAY21で初期っ子もポニテの子も6枚羽で同数になっている。追いついた。

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  DAY23,24は書庫エリア。各エリアの星座を眺めたり、オフィスエリアを探索したり。

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 DAY26,27,28は暴風域~原罪エリア。DAY26で繋いだ手を絶対に離すまいとするDAY27。DAY7で散り散りになったのを意識してる。とはいえ、DAY27のお題が「犠牲」なので、ノー犠牲はお題に反してしまうため、ポニテの子のハープが飛ばされている。すまねえ。DAY28は原罪の光を返していくところ。背中に手をあてるポニテの子の正体はこの像だった!というオチもアリだなと思ったけど、自分の中でのこのゲームの考察やら解釈やらが出来上がってないので、そこはぼかしぼかし。労りくらいのニュアンスでどうぞ。

 DAY28のお題は「祝福」。DAY27の「犠牲」もそうだけど、何を以って「犠牲」とするのか、「祝福」とするのか、かなり難しいお題だなあと思いました。実際気になって他の参加者の方々の作品を覗いてきたら、やっぱり私が「祝福」としたあのシーンを「犠牲」としてる作品も多かったです。

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 原罪を経て転生した直後のDAY29。初期っ子は初めての旅だったので羽は1枚になりました。ポニテの子いなくなっちゃったなーと寂しさを感じてるところ。この場所はDAY1に座ってた場所。傍らにハープを置いて対比になるような感じにしてみました。DAY30でそのハープを背負う初期っ子。やっぱり寂しいので顔を隠している。それで最後のDAY31。何かに気づく姿。これはわざと1枚の絵を半分に切って投稿しました。

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 DAY31のもう半分がこれ。ポニテっ子との再会。落としちゃったので背負ってる楽器がハープから角笛になっている。

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 合わせるとこうなる。最初はこのまま投稿するつもりで描いていたけど、初期っ子の色塗りをするために拡大したときに、「あれ、このままのほうがいいんじゃない?」ってなったので切りました。

 DAY31のお題は「お好きなテーマで!!」とのことです。なのでタイトル文字は入れていません。

 

過去イベ関連

 私自身のゲーム開始が楽園の季節の途中からだったので、過去イベの記憶は一切無いです。ですので、過去イベ関連のイラストはフレンドの先輩ユーザーにご協力いただきました。この辺りはふたり旅の時系列の外側です。

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 DAY10「光の探究者」。莉音さんにお願いしてお着替えをしてもらっていたら、大吟醸さんも来てくれて2人で光の探究者コーデをしてくれました。傘カッコイイ!こんなん雨林が似合いすぎるじゃんね、ということで雨林で出会った風に捏造。クラッカーエモと合わせた傘発射なる技を見せてくれました。

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 DAY15「想いを編む」。たぶん初日くらいに「『想いを編む』って過去イベ絡みのお題だよな、やってなくて思い出なんてないのに何描けばいいんだ」みたいなことをこぼしてたら、見せてくれた大吟醸さん(幼女のすがた)です。これを受けまして全日達成を目指すことに決めました。おリボンがかわいい。きゃわきゃわ。

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 DAY18「ランタン」。装備型ランタンを所持しているフレンドのモエさんに「ランタンをよく見せてほしい」ってお願いしたら、見せてくれるだけじゃなく、峡谷のランタン活躍ポイントまで連れて行ってくれました。めちゃくちゃ優しい。スクショへの配慮もすごくしてくれる。

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 DAY20「リズムが弾ける」。このエモだけは再訪精霊から教えてもらっていて知っていたのでそれを描きました。画面端にいらっしゃるのはフレンドさんです。こっそり描いたのでお名前は伏せておきます。このモーション習得にはかなりの練習が必要そうである。なので、練習する2人とそれを見守る先輩ユーザーさんの構図。

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 DAY25「魔法」。しーたさんにご協力いただきました。かわいい。このマスクとケープとどっちも見せるにはどうすりゃいいのか。ケープの背中側とても好き。

 

さいごに

 危うい日もありましたが、なんとか31日分達成することができました。見守ってくれたTL各位や協力してくれたフレンド各位のおかげですね、ありがとうございます。

 そもそものそも、絵なんてサッパリ描いたことない人間なのにそれを1ヶ月間続けるなんて中々ハードル高めな試みでしたが、やってみると案外どうにかなるものです。これがイラストめちゃうまビトで1作品にものすごい時間をかける民であればまた勝手は違うのでしょうが、私はドドドド素人なので良いのです。続けることに意義がある。妥協しているつもりはないけど。

 ほんのりストーリーを持たせたことでキッチリとケリをつけねばならないだろうという気持ちになったのが良かったのかも。あと毎日上げることでたまに褒めてもらえたとか。

 ノウもハウも無いし、描くのが手一杯でレベルアップするためのお勉強も一切できていないけど、「いつも同じ構図だな」とか「成長しねーな」とか思われないように工夫したり考えたりはしたつもりです。その一片でも拾ってもらえていれば幸い。

 余談ですが、なんと最初にpixivに上げたプレイ日記もブクマ数が100件超えたので、より一層調子に乗りそうです。

 ということで、このおブログをもちまして、はっくべの31日間お絵かきチャレンジは終了とさせていただきます。お付き合いありがとうございました。そして、ここまで読んでいただきありがとうございました。

グッバイこいしエターナルフォーエヴァーリモート送別会

 2020年9月5日、地元を離れ名古屋へと巣立つこいしさんを送る会が開催されました。というわけでそのレポを書いていこうかと思います。

 

 計画がスタートしたのは8月8日のこと。こいしさんの引っ越しが決まり、「送別会を行いたいけど大勢が一か所に集まるのははばかられる、ならばどうしようか」というプチ会議がはっくべちょも間で執り行われました。

 

 盛大に行いたい、でも集まりづらい、けど少人数は寂しい。そんなジレンマの中、どういった形で何ができるかなあと。パスタをフォークで掬いながら考えました。めちゃうま……。おいしい料理は思考を活性化させ、ここで「寄せ書きを書いたらどうだろう?」というひらめきが生まれました。

 寄せ書きを書いてもらうなら一度にたくさん集まる必要が無いし、なんなら計画を伝えて書く内容をLINEで送ってもらえば会う必要すら無い。しかもその上、参加したくても予定が合わない心配も無い。なんと良い事づくしな思いつきだろうか。自画自賛しました。

 となれば後は行動あるのみ。店を出て文房具屋に行き色紙を購入。色紙って真っ白の正方形のやつというイメージしかありませんでしたが、ユーモラスな形のものがたくさんありました。その中で気に入ったものをふたつ選びました。

 それから協力してくれそうなメンバーに連絡を取り、色紙に書くメッセージを考えてもらいました。ちなみに地元組の中でいちばんこいしさんと付き合いがあるのははっくべ、これは置いておくとして、次に付き合いがあるのがちょもさんです。ですが、このちょもさんですらこいしさんと直接会ったのはおそらく3回程度、なので必然的にそれ以外のメンバーはどんどん関係性が薄くなります。かろうじて去年の芋煮会に参加したことのあるメンバーは1回会っていますが、後はこいしさんの在学当時下級生として同じ学校生活を送ったものの面識がないメンバーたち、それから一切の接点がないメンバーで構成されています。よく協力してくれたものです。愉快ですね。

 

 

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寄せ書き作成風景①――ヒエログリフの犯人

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寄せ書き作成風景②――逆鱗の主

 

 あらかじめ「こいしさんとの思い出をじゃんじゃん捏造してください」とオーダーしてあったのでみなさん思い思いのこいしさん像を創り上げてくれました。すごいなと感心したのは、接点の少ないメンバーがその僅かな部分からエピソードを拾い上げてきたところです。それだけこいしさんのインパクトが皆の心に深く刻み込まれたのでしょうね。

 直接はっくべorちょもと会うことのできたメンバーには直筆で書いていただき、会うことができなかったメンバーの分ははっくべorちょもが代筆させていただきました。誤字は一発書きらしさのご愛嬌です。

 

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鯛の色紙

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学習帳風色紙

 

 これで色紙の準備は完了です。残る問題はどういった形式で送別会を実施するか。どこかで会って「ハイどーぞ」でも悪くはないけど、つまらない。何より我々らしさが全然ない。

 私は送り出す側ですが、迎える側に多くの愉快なメンバーがいることを知っています。せっかく送る側と迎える側に接点があるのだから、何か一枚噛ませられないだろうか。ほんのり考えていてなんとなく事前に一部の人たちには話していました。

 ゆるゆるとこいしさんを交えつつの雑談の中で「こいしさんを送る会をやりたいんだけど、粛々とした焼肉会と1,000ピースジグソーパズルの会、リモートこいしリサイタルの会、どれがいい?」と聞いてみました。三択に見せかけた実質一択です。たくさんの人がいる会話の中でごく少人数の焼肉を選ぶわけがないし、苦行も選ぶわけないですよね。狙い通り送別会の形式は画面配信をしながらのカラオケ会に決定しました。

 

 パソコンのカメラを使っての配信は初めてだったのでその準備をしたいからという理由でこいしさんにはあらかじめ少し遅めの時間を伝えておき、色紙の仕上げとリモート参加組に手伝ってもらいつつ配信準備をしながら待つことにしました。準備完了とこいしさんの到着はほぼ同時くらいでしたね。完璧な時間配分だったようです。

 

 リモート参加組のリクエストを受けつつ、こいしさんやちょもさんがたくさん歌ってくれて大盛りあがりでした。私はポテトをカメラにチラつかせることに専念しました。おいしかったです。

 色紙を渡すタイミングは特に打ち合わせをしていなかったので、カラオケ開始直後にちょもさんからいつ渡すのかと熱い視線をいただきましたが、今じゃないなと知らぬふりをしましたことを白状します。そしてリモート参加人数がそれなりに集まったところでクッソ下手な目配せをして(「こいしさんも『え?何?』となりつつ)、かなり唐突な感じで受け渡しました。

 

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お渡しの様子とキウイなアイツ

 

 色紙は完全にサプライズだったのでこいしさんは驚いていました。よかったです。

 

 ツイッターでも報告しましたが、(数え間違えがなければ)色紙に協力してくれたメンバーは12名、リモート配信に参加あるいは協力してくれたメンバーは12名(+1羽:マロニーちゃん)の総勢24名(+1羽)が関わるかなり盛大な送別会となりました。改めて感謝申し上げます。ほとんど私の思いつきのままに実施され、参加協力要請もかなり雑な感じでいたしましたが、これだけ多くの人が関わってくれたのはひとえにこいしさんの人徳ですね。

 引っ越し先でも変わらずこいしさんが元気でやっていけることをお祈りしてこの記事はおしまいとさせていただきます。本当にみなさんありがとうございました。